先日の全仏オープンでベスト16に入って、完全復活の傾向にある錦織圭選手なんですが、その身長は世界的にみると小柄な部類にはいります。
その錦織圭選手の身長についてみていきましょう。
公式サイトのプロフィールでは、
生年月日: 1989年12月29日
出身地: 島根県松江市
身長: 178cm 体重: 70kg
プレイスタイル: 右打ち (両手バックハンド)
身長は178cmです。
日本人男性の平均身長は、男性は171.6cmなので平均からすると大きいのですが、次に国内男子テニス選手との比較です。
日本テニス協会が公表している2017年度ナショナルチームの平均身長を見てみると、
国内男子プロテニスプレーヤーの平均身長:175.8cmです。
過去の選手をみても高身長と言えるのは、松岡修造(188cm)で松岡氏を除くと特別大きい選手はいなく170cm台の選手が多いです。
いま世界で戦っている西岡良仁選手も172cmで日本人の平均的な身長といえます。
2018年6月の世界ランキングトップ10選手の身長は、
1, ラファエル・ナダル: 185cm
2, ロジャー・フェデラー: 185cm
3, アレキサンダー・ズブレフ : 198cm
4, マリン・チリッチ: 198cm
5, グリゴール・ディミトロフ: 191cm
6, フアン・マルティン・デル・ポトロ: 198cm
7, ケビン・アンダーソン: 203cm
8, ドミニク・ティエム: 185cm
9, ダビド・ゴフィン: 180cm
10, ジョン・イスナー: 208cm
トップ10選手のは平均身長は、193cmです。大型化が進んでいます。
トップ100の中で170cm台の選手は、
12位ディエゴ・シュワルツマン(170cm)、18位ファビオ・フォニーニ(178cm)、21位錦織圭(178cm)、24位フィリップ・コールシュライバー(178cm)、29位ダミール・ズム(175cm)、41位ダビド・フェレール(175cm)、48位杉田祐一(175cm)、84位マルコス・バグダティス(178cm)、95位ニコラス・キッカー(178cm)、97位ラドゥ・アルボット(175cm)
10人になります。1割しか170cm台がいないことをみても男子テニスの大型化が分かります。
錦織選手はケガが多いのですが、少なからず身長も関係していると思います。身長が高ければリーチも長く、体重も重くなります。
最近ではラケットの性能も向上して、展開もはやいです。
小さい選手はリーチが短い分、大きい人と比べると多くの距離を走ることになります。
テニスはボクシングみたいに階級制がないため、身長、体重関係なく同じコートの上で戦います。
当然体重が重い方が重いボールを打てるので、それを返し続けるのは大きな負担になります。
男子テニスではサービスキープが絶対で、キープしていたら最低タイブレークまで行けるので大きな武器になります。
もちろんネットを挟んでいるため、身長が高い方がリーチが長く良いサーブを打つ選手が多いです。
錦織選手はトップ選手と比べるとあまりサーブが良くなく、フリーポイントを取れないためリターンに負担もかかり試合が長引くため、体に負担がかかりケガにも結びつきやすくなります。
小柄な人には小柄な人なりの武器があり、身長が全てではないですが体への負担という部分では難しいところがあります。
錦織選手の場合、体格以上に圧倒的なテニスセンスがあるのでこれからもその武器で世界に向かっていってもらいたいです。