ATPファイナルズを終わり2018年シーズンを終えた錦織圭。
その錦織圭が2019年シーズンから使用する新ラケットが「ウイルソン ウルトラツアー 95CV」。
その「ウイルソン ウルトラツアー 95CV」の全容とは
今シーズン使用していた「BURN(バーン)95CV」が、青色を中心としたカラーの「ULTRA(ウルトラ)」シリーズとして、進化。
新ラケットの特徴は、2018シーズンまで使用していたBURN 95CVと全く同じ形状・スペックを維持。
それに加えてBURNで搭載されていた NASA (アメリカ航空宇宙局)公認 の技術素材である COUNTERVAIL(カウンターヴェイル)も同様に採用し、スイングパワーを余すところなくボールに伝え、正確に コントロールを実現。
そして今回の目玉である「クラッシュゾーン」。
錦織が「バウンド後の伸び、威力を高めたい」との希望にこたえて、ガットの下の部分に搭載。このことにより打球時にダンピング(反発・弾力)効果が生まれ、威力のあるボールを実現するとともに、スイートエリアが拡大し、ソフトフィーリングを実現。
【1】バウンド後も威力が落ちない
【2】スイートエリアが約2.7%拡大
【3】ソフトフィーリングを実現
つまり、95平方インチのフェイスサイズで、従来の98平方インチと同等のスイートエリアを得ることが可能。
■フェイスサイズ:95平方インチ
■平均重量:309グラム
■平均バランス:325mm
■フレーム厚さ:22mm
■長さ:27.25インチ
■ストリングパターン:16本x20本
■グリップサイズ:2、3
■付属品:ソフトケース
■推奨プレーヤー
男性:中級以上
女性:競技者
ジュニア:高校生以上
錦織が使用した際のコメント
「ボールのホールド感があったので、ストリングスにひっついている時間が長いのは感じました。そのおかげで、弾かれるボールの伸びだったり、コントロールのしやすさが伸びているように感じました」
今年の2018年、ATPファイナルスでの第2戦アンダーソンとの試合で錦織は、縦40-横38を5本、縦39-横37を1本、縦38-横36を1本で依頼していた。
2015年のATPファイナルズでは縦57-横55だったが、手首の負担を軽減するために以前よりテンション数は低くしている。
ストリングもこれまでは縦ポリエステル・横ナチュラルだったが、現在は縦ナチュラル・横ポリエステルに変更している。
バーンシリーズは男子は錦織、女子はハレプ、スビトリナがいたのになくすということはウルトラシリーズの代表格のモンフィス、ロペスが衰えてきたから新しい代表格が欲しかったのかな?もしくは市場的にバーンは人気がなかったのかも。
ウルトラのテクノロジー(クラッシュゾーン)を使うから、ウルトラという言葉を外せなかったみたいですよ。 だけどモンフィスなどの外国人選手とはフレーム厚がちがい、バーンのスペックを継承する完全な日本仕様なので、「JP」がつくと言ってたよ。 某インプレ観たけど使う人増えそうな気がします。
BURNがウルトラに吸収されたのではなく、BURNがウルトラを乗っ取ったかたち。本当の意味で無くなったのはウルトラ。 BURNの重量、ちょいトップヘビー、ロングインチといったクセの強すぎる特徴そのままのスペックを継承し、カラーと名前を拝借しただけのもの。 中身はそのまんまBURN。 誰でも使える黄金スペックタイプの従来のウルトラとは全く違う。
クラッシュゾーンが秀逸なんだよね。 でも今の迷彩ラケットに既に搭載されて アンダーソンとのあの結果だと心配だね。
【ウイルソン ウルトラツアー 95CV】