これまでテニス界に多大なる影響を与えてきたロジャー・フェデラー。
数々の記録を塗り替え、タイトルを獲得してきた。
ATPツアー優勝回数は、 98勝でこの内グランドスラムタイトルは現在歴代最高の20(豪6・仏1・英8・米5)
テニスに関しては、どの技術もレベルが高く難しい球も難なく返し「史上最高のテニスプレーヤー」の呼び声は高い。
テニスのみならず人格も素晴らしく、全スポーツ最高の賞であるローレウス世界スポーツ賞での年間最優秀男子選手賞5回も獲得している。
全ての競技アスリートとの比較においても、実績・人気共に、スポーツ界最高クラスの評価を受けている。
まさに生きる伝説。
そんなフェデラーも37歳を迎えた。引退の時期は近いのか?
国籍 スイス
出身地 バーゼル
生年月日 1981年8月 8日
年齢 37歳
身長 / 体重 185cm / 85kg
利き腕 / バックハンド 右 / 片手
プロ転向 1998年
ビョルン・ボルグ 26歳
ジョン・マッケンロー 33歳
ボリス・ベッカー 32歳
ピート・サンプラス 32歳
アンドレ・アガシ 36歳
レイトン・ヒューイット 35歳(1回目)
アンディ・ロディック 30歳
マラト・サフィン 29歳
テニスのレジェンド選手の平均選手寿命が31歳なので、フェデラーの選手寿命が長いのが分かります。
ほとんどの選手が晩年は勝てなくなったり、体力的な衰えが理由で引退するのですが、フェデラーは37歳にして世界ランキング3位につけていて最前線で頑張っています。
今年の2018年、全豪オープンでは36歳にして優勝しグランドスラムタイトルを20にし、世界ランキング1位復帰を果たしました。
引退について 今年の全米オープン1回戦、西岡との試合に勝ったあとのインタビューで
フェデラー
「1回戦でつまづいたことがないのはうれしい。引退が近づいているけど、今はまださ」
この言葉で引退か?と驚いた記者に会見で説明を求められたところ
「全米オープンの1回戦で18試合戦い、すべて勝ってきた。来年もし負けてこの記録が途切れるのは嫌だから、“引退しようかな”と冗談を言っただけなんだ」
「だからこれ以上深読みしないでほしい。“引退”の言葉はもう使わないでくれ」
とフェデラー。
2年後の東京オリンピックについて聞かれたフェデラーは、
「東京オリンピックがゴールかって? そういう考えは特段ないね。ロンドンやリオと同様に、そういう風な捉え方はしていない。当時、人々は僕が2012年までには引退しているだろうと思っていたからね。現時点ではプレーを続けていきたい。これまでに語っていることと同じだ」
引退する状態としてフェデラーは、
「まだ最高の相手を倒すことができると信じているから、大きな大会で勝つことができるのだと感じている。そういった気持ちが消えてしまったら、その時は本当に歩みを止める時だ」
と勝利への情熱がなくなってしまったときが引退する時だと語った。
東京オリンピック時には39歳をむかえるフェデラー。
テニスは個人スポーツでツアー転戦も過酷だが、フェデラーにはその勇姿を1日でも長く見せてもらいたいものだ。