女子の世界ツアーは大きく分けて、2つの組織によって運営されています。
WTAは(Women’s Tennis Association)の略で、女子ワールドツアー、WTA選手権をおもに運営。世界ランキングも管轄しています。
ITFは(International Tennis Federation)の略で、グランドスラム、フェド杯、フューチャーズ、オリンピックやジュニア大会、車いすテニスなどを運営・管轄しています。
男子テニスの大会カテゴリーはグランドスラムを筆頭に、大きく分けて6つに分類することができます。
全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープンの4大大会をさします。全てのプロテニス選手が目指す憧れの舞台です。
獲得ポイント
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 予選勝者 |
| 2000 | 1200 | 720 | 360 | 180 | 90 | 45 | 10 | 25 |
賞金(ウインブルドン)
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 |
| 3億円 | 1億5千万 | 7千5百万 | 3千7百万 | 2千万 | 1千2百万 | 750万 | 450万 |
グランドスラムに次ぐ大会で、インディアンウェルズ、マイアミ、マドリード、北京の4大会が開催されておりいずれも男女共催大会である。
トップ10プレイヤーは4大会全てに出場義務がある。
獲得ポイント
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 予選勝者 |
| 1000 | 650 | 390 | 215 | 120 | 65(10) | 35,10 | 10(0) | 30(0) |
()のポイントはドローが32の場合。
ドバイ、ローマ、シンシナティ、カナダ、武漢の5大会を開催。
トップ10プレイヤーは5大会中4大会に出場義務がある。
獲得ポイント
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | ベスト16 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 予選勝者 | 予選3 |
| 900 | 585 | 350 | 190 | 105 | 60 | 1 | 30 | 22 |
年間12大会を開催。東レ・パンパシフィック・オープンはこのカテゴリーに入ります。
獲得ポイント
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 予選勝者 |
| 470 | 305 | 185 | 100 | 55 | 30(1) | 1 | 25 |
()はドロー32の場合
日本では、ジャパン女子オープンがこれにあたる。世界各国で年間31大会開催される。
獲得ポイント
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 予選勝者 |
| 280 | 180 | 110 | 60 | 30 | 1 | 18 |
2012年に男子のATPチャレンジャーツアーに相当する下部大会として創設。
獲得ポイント
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 予選勝者 |
| 160 | 95 | 57 | 29 | 15 | 1 | 6 |
賞金総額は10万ドルから1万ドルまで様々である。
獲得ポイント
| 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 予選勝者 |
| 150～12 | 90～7 | 55～4 | 28～2 | 14～0 | 6～0 |
賞金総額によりポイントも変動
現在ランキングシステムには、「WTAツアーランキング」と「WTAレースランキング」との2つのシステムがあります。
エントリーランキングは、直近の52週間に出場した上位18大会のポイントの合計で年間ランキングを決める方式（男子のランキングシステムと同じ方式）です。
この方式は過去約1年間の成績の平均となるため、各大会のエントリーやシードの決定の際にはこのシステムのランキングが適用されます。
毎年すべての選手が0ポイントからスタートし、出場大会ごとにポイントが加算され年間ランキングを決める方式です。例えば、年初に行われる大会で好成績を収めると、その選手は必然的に、その年の前半はチャンピオンレースの上位になります。
ポイントの対象は1シーズン18大会で、エントリーランキング同様にグランドスラムなどの成績が自動的に反映されます。
WTAレースランキングの上位8位までの選手は「WTA選手権」という大会に出場でき、9位～20位までの選手はWTAエリート・トロフィーに出場できます。