ニック・キリオスはオーストラリア出身の現在23歳のテニスプレイヤーです。
問題発言や行動が多くたびたびニュースになるので、キリオスを知っている方も多いかと思います。
若気の至りなのか大物なのか、試合中の無気力行動(リターンをするそぶりをしなかったり)、観客席にラケットを投げたり、対戦相手に対して問題発言をしたり話題に事欠きません。
プレー以外でニュースになることが多いですが、テニスの実力はホンモノで錦織も「真面目に取り組めば簡単にトップ10になれる」と言っていてポテンシャルは間違いありません。
身長193cmから繰り出すサーブは強烈で、意外にドロップショットなどの小技も使います。
若手の中でも期待されているので、メンタル面での成長に期待です。
国籍 オーストラリア
出身地 オーストラリア・キャンベラ
居住地 キャンベラ、メルボルン
生年月日 1995年4月27日
身長 / 体重
193cm / 78kg
利き腕 / バックハンド 右 / 両手
プロ転向 2013年
ギリシャ系オーストラリア人の父とマレーシア人の母の間に生まれ7歳からテニスを始める。
2009年(14歳)
グレード5のシンガポールITF Junior Championshipsシングルベスト8、ダブルス優勝
2010年(15歳)
全豪オープンジュニアダブルス1回戦、グレード4のAir Pacific South Pacific Open Junior Championshipsシングルだ優勝、ダブルス準優勝、Yonex LTAT- ITF Junior Grade 2ベスト16
2011年(16歳)
グレード1の22nd Mitsubishi-Lancer International Juniors Championshipsシングルスベスト8、ダブルスベスト4、グレード1のITF Junior Open Linzシングルベスト8、大阪世界スーパージュニアでシングルベスト4、ジャパンオープンジュニアで優勝
2012年(17歳)
全豪オープンジュニアシングル2回戦、ダブルスベスト4、全仏オープンジュニアシングル2回戦、ダブルス優勝、ウインブルドンジュニアシングルベスト8、ダブルス優勝、グレード1のCanadian Open Junior Championshipsで優勝、全米オープンジュニアシングルベスト8、ダブルス準優勝、大阪世界スーパージュニア準決勝でコリッチ、決勝で内田海智を倒し優勝
全豪オープンに予選からワイルドカードで出場。予選1回戦敗退。日本のF2フューチャーズで2回戦まで行き、ATPポイント獲得。
10月のオーストラリアF10でベスト4、F12フューチャーズでベスト8。
世界ランキング838位
2013年(18歳)
全豪オープンジュニアシングル優勝!グレード1のAEGON Junior International Roehampton決勝でアレキサンダー・ズブレフを倒し優勝、ウインブルドンジュニアシングルでは韓国のチョンに敗れベスト16、ダブルス優勝
ジュニア卒業、ジュニアランキングは1位
昨年に続き全豪オープン予選に出場。予選1回戦で当時255位のクランにストレートで敗退。
2月のウエストレイクチャレンジャーでいきなりのベスト4。オーストラリアF1フューチャーズでベスト8。
シドニーチャレンジャーでチャレンジャー2戦目にして優勝という離れ業。チャレンジャー初優勝。
世界ランキング331位に。
4月の中国F1フューチャーズでベスト4、F2フューチャーズで準優勝、F3フューチャーズでフューチャーズ初優勝。
全仏オープンには本戦から出場し、1回戦で当時52位の実力者のステパネクを76 76 76のストレートで破るという衝撃を世界に与える。2回戦で当時11のチリッチにストレートで敗退。
全米オープンでは予選を勝ち上がり、本戦へ。1回戦で当時4のフェレールに57 36 26で敗退。
9月のサクラメントチャレンジャーでベスト4。
世界ランキングは178位、と1年で600位順位を上げる
2014年(19歳)
全豪オープンでは本戦1回戦で当時81位のベッカーに63 67 62 76で勝利、2回戦で当時28位のペールに76 76 46 26 26のファイナルセットで敗退。
デビス杯のワールドグループ1回戦フランス戦でオーストラリア代表デビュー。
4月のサラソタチャレンジャーでチャレンジャー優勝、続くサバンナチャレンジャーも優勝し2週連続優勝。チャレンジャー通算3勝目。
全仏オープンでは本戦1回戦で当時9位のラオニッチに36 67 36のストレートで敗退。
ウインブルドンでは本戦から出場し、2回戦で当時14位のガスケに36 67 64 75 10-8と接戦の末勝利、4回戦では当時1位のナダルを相手にサーブで圧倒し76 57 76 63でなんと勝利、続く4回戦では当時9位のラオニッチに76 26 46 67で敗れるが、10代にしてベスト8。
世界ランキング70位に。
全米オープンでは本戦3回戦で当時18位のロブレドに63 36 67 36で敗退。
世界ランキング51位
2015年(20歳)
地元の全豪オープンでも声援を力にし、4回戦でセッピに57 46 63 76 86のフルセットで勝利し、準々決勝へ。準々決勝では当時6位のアンディ・マレーにストレートで負けるが、グランドスラム2度目のベスト8。
4月のエストリルオープンで決勝まで進み、当時28位のリシャール・ガスケに36 26で敗退し、準優勝。
5月のマドリードマスターズでは2回戦で当時2位のロジャー・フェデラーに67 76 76の逆転で勝利、続く3回戦でイスナーに敗退。
全仏オープンでは本戦3回戦で当時3位のアンディ・マレーにストレートで敗退。
ウインブルドンでは4回戦で当時20位のリシャール・ガスケに57 16 76 67で敗退。
8月のカナダマスターズではベスト16。
全仏オープンでは本戦1回戦で当時3位のアンディ・マレーに57 36 64 16で敗退。
クアラルンプールオープンでは2回戦で伊藤竜馬を倒し、ベスト4。ジャパンオープンではベスト8。
世界ランキング30位
2016年(21歳)
全豪オープンでは3回戦で当時6位のベルディヒに36 46 61 46で敗退。
2月のマルセイユオープンでは準々決勝でガスケ、準決勝でベルディヒ、決勝でチリッチに勝利しツアー初優勝!
ドバイオープンではベスト4。
3月のマイアミマスターズでは準決勝で錦織圭に36 57のストレートで負けるが、ベスト4。
4月のエストリルオープンでベスト4。
マドリードマスターズでは4回戦で錦織圭に敗退し、ベスト8。
全仏オープンでは3回戦で当時12位のリシャール・ガスケに26 67 26のストレートで敗退。
ウインブルドンでは4回戦で当時2位のアンディ・マレーに57 16 46のストレートで敗退。
8月のアトランタオープンでは準決勝で西岡良仁、決勝でイスナーび勝利し、優勝。ツアー通算2勝目。
全米オープンでは3回戦で途中棄権で敗退。
10月のジャパンオープンでは決勝で当時14位のゴフィンに46 63 75の逆転で勝利し、優勝。ツアー通算3勝目。
その後、試合中の無気力行動で8週間の出場停止と罰金。
世界ランキング13位
2017年(22歳)
全豪オープンでは2回戦で当時89位のセッピに61 76 46 26 8-10のフルセットで敗退。
マルセイユ、アカプルコオープンでベスト4。
3月のインディアナウェールズマスターズでは4回戦で当時2位のジョコビッチに勝利するが、準々決勝のフェデラー戦を前に棄権。
マイアミマスターズでは準々決勝でアレキサンダー・ズブレフを倒し、フェデラーとの準決勝へ。フェデラーに67 76 67で敗退し、ベスト4。
全仏オープンでは2回戦敗退。
ウインブルドンでは1回戦途中棄権で敗退。
8月のシンシナティマスターズ準々決勝で当時2位のナダルを62 75のストレートで倒しそのまま決勝に進出。決勝では当時11位のディミトロフに36 57で敗退し、マスターズ初の準優勝。
全米オープンでは1回戦敗退。
10月の北京オープンでは決勝でナダルに敗れ、準優勝。
世界ランキング20位
2018年(23歳)
1月の地元オーストラリアのブリスベン国際で優勝。ツアー通算4勝目。
全豪オープンでは4回戦で当時3位のディミトロフに67 67 64 67で敗退。
ツアー屈指のサーブ力が武器。1stサーブは常時200キロを超えます。
ストロークも強力で、バックハンドはジャックナイフを多用し時折混ぜるドロップショットも効果的です。
もともと持っているポテンシャルは高いので、テニス選手として大成するためには粘り強さとメンタルの安定が不可欠なのでキリオスのこれからに期待したいです。
2011年 大阪世界スーパージュニアでシングルベスト4、ジャパンオープンジュニア優勝
2012年 全豪オープンジュニアシングル2回戦、ダブルスベスト4、全仏オープンジュニアシングル2回戦、ダブルス優勝、ウインブルドンジュニアシングルベスト8、ダブルス優勝、全米オープンジュニアシングルベスト8、ダブルス準優勝、大阪世界スーパージュニア優勝
2013年 全豪オープンジュニアシングル優勝、ウインブルドンジュニアシングルベスト16、ダブルス優勝、ウエストレイクチャレンジャーベスト4、シドニーチャレンジャー優勝、全仏オープン2回戦、全米オープン1回戦、サクラメントチャレンジャーベスト4
2014年 全豪オープン2回戦、サラソタチャレンジャー優勝、サバンナチャレンジャー優勝、全仏オープン1回戦、ウインブルドンベスト8、全米オープン3回戦
2015年 全豪オープンベスト8、エストリルオープン準優勝、全仏オープン3回戦、ウインブルドン4回戦、全米オープン1回戦、クアラルンプールオープンベスト4
2016年 全豪オープン3回戦、マルセイユオープン優勝、マイアミマスターズベスト4、全仏オープン3回戦、ウインブルドン4回戦、アトランタオープン優勝、全米オープン3回戦、ジャパンオープン優勝
2017年 全豪オープン2回戦、マイアミマスターズベスト4、全仏オープン2回戦、ウインブルドン1回戦、シンシナティマスターズ準優勝、全米オープン1回戦、北京オープン準優勝
2018年 ブリスベン国際優勝、全豪オープン4回戦