錦織圭にはテニスにおいて錦織を支える「チーム圭Kei」がある。
それは錦織がテニスで万全な状態で臨むためであって、コーチ、トレーナー、栄養管理、メディア対応など様々な人が存在している。
錦織が盛田ファンドでアメリカに留学してから、現在までIMGアカデミーに所属している。
IMGアカデミーは世界でもトップクラスのテニス環境で、トップのニックボロテリーを中心にアガシ、シャラポワなどトップ選手を輩出してきた。
そのアカデミーでは、アガシなどの世界トップ選手になると選手がテニスに集中できるように「チーム」を組むようになる。
「チーム」は役割は様々で、コーチを中心にフィジカルトレーナー、栄養士、メンタリスト、メディア対応など様々な人が支えています。
ボロテリー氏もこの「チーム」が上手く役割を果たすと公言。
通常ツアーに帯同するのは、少人数でコーチを中心に構成されます。
そんな錦織を支えるメンバーとは。
年齢は46歳。
台湾系アメリカ人であるマイケル・チャン氏は、錦織選手よりも低い175cmの小柄なが長身選手の強打を機敏な動きで拾いまくり、1989年の全仏オープンでは17歳3ヵ月の若さで優勝。そして、世界ランク2位まで上り詰めました。
グランドスラム優勝1回、準優勝3回。ATPマスターズシリーズ優勝7回、ツアー優勝は、34勝を記録。
錦織との出会いは、2011年11月に行なわれた東日本大震災の復興チャリティマッチでのこと。
それから2年後の2013年12月に錦織のコーチ就任。
自身も努力家なチャン氏は錦織に対しても厳しく、反復練習を繰り返す練習には錦織も「練習がきつい」と漏らすほど。
でもそれまで感覚でプレーしていた錦織が、安定感を手に入れたのもチャン氏の影響も大きい。
メジャー大会やグランドスラムを中心に帯同。
アルゼンチン出身の39歳。
プロテニスプレイヤーとして活動後、IMGアカデミーのコーチに。
錦織が、「若くて熱意があり強く何かを求めていて世界を周れるコーチ」を探していたところボッティーニに声がかかる。
2011年シーズンからコーチとして錦織に帯同してから性格的にもお互い「相性がいい」というように錦織も信頼を寄せている。
1年中錦織のツアーに帯同してサポートしている。
徳島県出身の43歳。
01年からデビス杯のアシスタントを務め、07年からテニスのナショナルチームに同行。
2013年からフルタイムで錦織のツアーに同行する栄養、フィジカルトレーナー。
錦織は以前、
「治療に関しては100%任せられる」
と信頼を寄せていた。
この度、2018年シーズンをもって退任を発表した。
理学療法士として8年、アスレティックトレーナーとして9年の経験を持つ。
様々な競技の指導治療をし、錦織以外にもハンマーの室伏広治からも信頼を寄せられている。
2016年4月から帯同。
中尾氏の退任を受けて今後は、オオハシ氏中心にサポートを受けていく予定。
IMG所属の錦織担当のマネージャー。
IMGテニス部門の副社長 ネットワークや情報戦
自身の役割について
「世界ランキングが上がるにつれて、圭の重圧も当然大きくなってくる。私はマネージャーとして、そのような重圧が出来るだけテニスに影響しないようにチームをまとめたり、メディアやビジネスなど、プレーに関わらない部分でサポートしている。圭がいかに良い環境でプレー出来るかなど、チームを整えていくことを考えている」
この度、長年錦織のそばでフィジカルトレーナーをしていた中尾公一氏が2018年シーズンをもって退任が発表された。