2018年の全米オープンで日本人として初のグランドスラム制覇を果たした大阪なおみ。
そんな大阪が愛用しているラケットがヨネックスの「YONEX E ZONE 98」
一部ではほとんど市販品と同じものを使っていると報道されるなど、大阪なおみになりきって使用できるラケットとなっている。
「爆発的パワー」でウィナーを狙うコントロールモデル。
アイソメトリックと言われるヨネックス独自の形状理論によって、スウィートエリアを拡大。
縦横のストリングの長さを均等に近づけることによって、一般的な円形ラケットに比べ上下左右にスウィートエリアを広くとることを実現している。
この技術は長年ヨネックスを愛用しているトッププレイヤーを支え続けている。
フレームのトップ部分にヨネックス史上最も弾力性の高いカーボン素材「HYPER-MG」を使用。弾力率は通常のカーボンの2倍!
柔らかい打球感をキープしつつ、しなりを抑え反発性能のアップを実現。
設計時から振動の吸収を目指したマイクロオフセットレイアウトという特許出願中の技術で、雑振動を大幅にカット。
グリップ内部にも硬度の違う制振素材を3層に重ねて振動をカットしている。
■フェイス面積:98平方インチ
■平均ウェイト:305g
■フレーム厚:23-24-19mm
■長さ:27インチ
■平均バランス:315mm
■ストリングパターン:16×19
■素材:高弾性カーボン+ハイパーMG+ナノメトリックDR+クウェークシャットゲルエア
■推奨テンション:45〜60ポンド
■推奨プレーヤー
男性:レベルを問わず
女性:中上級以上、ハードヒットが好きな方
ジュニア:中学生以上
打ち始めの打感は硬い感触がつきまとうが、インパクトのボールが接触している瞬間は柔らかさがあり球のり感がある。
ストリングパターンの密な部分がラケットヘッド寄りになっているけど扱いづらさは感じなかった。
打感はマイルドもフラットドライブで打つ人には最適なラケット。
フラット系でボールを打つと伸びのあるボールが打てる。ただラケットが少し硬いため、スイートスポットをはずしたり、しっかりスイングできないとボールが浅くなってしまうので要注意。
少しトップライトで振り抜きやすくバランスの取れたラケットだと思う。しかし、ラケット自体でパワーを大きく作ってくれるわけではないので、しっかり自分でスイングできればマッチするラケット。
大阪なおみ使用ラケット「ヨネックス E ZONE 98」
ガットは市販品を使用していて縦糸は、ポリエステルの「POLYTOUR PRO125」
横糸は、ナイロンとポリウレタンでの「REXIS125/130」を使用している。
大坂選手と同じ仕様にしたければ、「元グリップのテープを外し、自分でレザーテープに貼り替えればそれらしくなる」という。
選手のラケットには内側に5グラムの重りが付いているが、これは自分自身にあったように調整するほうが良いでしょう。
スピードとコントロールを両立したEゾーンはストローク・ボレーいずれも使いやすく、攻めのクオリティーを高める一本となっている。
ストロークもボレーもクオリティーを上げたいという欲張りなプレイヤーの方に是非オススメしたいラケットだ。