2022年の全仏オープンの混合ダブルスで見事4大大会初タイトルを獲得した柴原瑛菜さん。
全仏の同種目の日本勢では97年の平木理化、マヘシュ・ブパシ(インド)組以来25年ぶりの快挙となった。
柴原 瑛菜(しばはら えな)
アメリカ合衆国・カリフォルニア州 マウンテンビュー出身で1998年2月12日生まれの24歳。
身長は、175cm。
体重は、67kg。
両親は日本人で7歳からテニスをはじめ、13歳までキンバリー・ポーの指導を受ける。
8歳で全米協会の強化指定になるほど将来を期待され、2016年全米オープンジュニア女子ダブルスでジェイダ・ハートと組んで優勝。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にスポーツ奨学生で入った。
2018年に休学してプロに転向。ダブルスを中心に活動し始めた。
4大大会の決勝進出と、東京五輪出場が夢で、日本代表としてプレーするため、2019年7月に日本国籍を選択した。
しかし、東京五輪では青山修子とのダブルスでまさかの1回戦負け。今年の全豪も4強と、夢を目の前にして足踏みしていた。
今回ペアを組んだコールホフは、20年全米ダブルス準優勝。そのコールホフから柴原さんは4月にインスタグラムで誘われ、今大会で初めて組んだ。
1回戦で最終セットの10点先取タイブレークを制し、波に乗った。
ともに万能型で柴原は「2人ともに何でもできる。とても信頼している」。
コールホフは「初めて組んだけどいいプレーができた。これからもペアを続けたい」と今後の4大大会でもペアを組みたい意向を示した。
そんな瑛菜さんのテニスコーチは兄の鷲平さん。