2019年シーズンはじめのグランドスラムである、全豪オープンが開催される。
2019年を占う意味でも重要な大会になる。
昨年全米オープンに優勝して大ブレイクした大阪なおみは、は今シーズンどんな戦いを魅せてくれるのか。
全豪オープン2019 大阪なおみ最新試合結果
1回戦、マグダ・リネッテ(ポーランド)
昨年のシティオープンで初対戦した時は、リネッテに2-6、6-3、3-6のフルセットで敗れた大阪。
今回の対戦では、大阪がリベンジする形となった。
スコアは、6-4、6-2
試合時間は58分。
2回戦、タマラ・ジダンセク(スロベニア)
78位で同い年のジダンセクと対戦。
初対戦となり難しい試合になったが、調子の良かったと言っていたサービスに助けられストレートで快勝。
2年連続となる3回戦へ。
スコアは、6-2、6-4
試合時間は1時間4分。
3回戦、シェイ・スーウェイ(台湾)
第28シードの台湾のシェイ・スーウェイと対戦。
第1セットを5-7で奪われた大阪は、第2セットも2-4と状況に追い込まれるがそこから粘り挽回。
なんとか第2セット、第3セットを奪いベスト16進出を果たした。
スコアは、5-7、6-4、6-1
試合時間は1時間57分。
4回戦では、第13シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)と第21シードのワン・チャン(中国)の勝者と対戦する。
4回戦、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)
試合の入りは良かった大阪であったが、2―3の第6ゲームでブレークされてしまい第1セットを落とす。
しかし、第2セットからは徐々にリズムを取り戻し2セットを連取して、日本女子としては杉山愛さん以来、19年ぶりのベスト8に進出した。
スコアは、4-6、6-3、6-4
試合時間は1時間47分。
準々決勝、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)
大阪初のベスト4がかかった試合は、第6シードのスビトリーナ。
試合は序盤から大阪の強打が相手を圧倒し、見事ストレートで勝利し伊達公子以来25年ぶりとなるベスト4入りを果たした。
世界ランキングも3位以上が確定。
スコアは、6-4、6-1
試合時間は1時間12分。
準決勝、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)
第1セットを6-2で先取した大阪。
第2セットも序盤大阪がリードするが追いつかれ、第10ゲームにこのセット2度目のブレークをされてしまい4-6でセットを落とす。
ファイナルセットでは大阪が第3ゲームをブレークし、そのリードを守り切り見事勝利!初の全豪オープン決勝に進出した。
決勝のクビトバ戦に勝って優勝すれば、世界ランク1位が決定する。
スコアは、6-2、4-6、6-4
試合時間は1時間53分。
決勝、ペトラ・クビトバ(チェコ)
決勝は第8シードでサウスポーのクビトバ。 序盤からハイレベルな試合を展開し、タイブレークへ。
タイブレークでは大阪がリードし7-2で取り第1セットを先取。
第2セットは0-2と劣勢になるが、大阪が巻き返し5-3でトリプルマッチポイントを握るが取れず、そこから挽回されセットを落とし、ファイナルセットへ。
ファイナルセットでは第3ゲームで大阪がブレークに成功し、そのリードを守り切り見事全豪オープン優勝を果たした!!
スコアは、7-6(2)、5-7、6-4
来週発表される世界ランキングで、日本人として初めてシングルス1位になることも決まった。優勝賞金は約3億2,000万円。
大阪の優勝スピーチは、
「ペトラ、本当におめでとう。いつも1回は試合をしてみたいと思っていた選手です。初めての対戦がこの決勝で、こんな結果になって少し申し訳ない気持ちもありますが、本当に良い試合ができました。ありがとうございました」 「ファンのみなさん、会場に来てくれてありがとうございます。ここはいつも暑いですものね。とっても暑い中でも応援に来てくれて、感謝しています」 「みんながいなければここまで頑張れませんでした。本当に私を支えてくれた素晴らしいチームです。ありがとう」 「さっきメモを作ったんですが、何を言うかもう忘れちゃいました。本当にみなさんありがとうございます。とても光栄です。決勝戦でプレーできて良かったです」
過去の全豪オープン結果
2016年(127位)
全豪オープンには19歳の2016年に予選から初出場。予選を勝ち上が本戦3回戦進出。
4大大会初出場で3回戦進出は52年ぶりの快挙。
○ 予選1回戦 2-0 加藤未唯(日本)
○ 予選2回戦 2-0 パノワ(ロシア)
○ 予選3回戦 2-0 張愷琳(中国)
○ 1回戦 2-0 ベキッチ(6-3、6-2)(クロアチア)
○ 2回戦 2-0 スビトリナ(6-4、6-4)(ウクライナ)
● 3回戦 0-2 アザレンカ(1-6、1-6)(ベラルーシ)
2017年(48位)
○ 1回戦 2-1(6-7、6-4、7-5) クムクム(タイ)
● 2回戦 0-2(4-6、2-6) コンタ(英国)
2018年(72位)
昨年の全豪オープンではハレプに敗れるも、自己最高の4回戦進出。
○ 1回戦 2-0(7-5、6-2) クコバ(スロバキア)
○ 2回戦 2-0(7-6、6-2) ベスニナ(ロシア)
○ 3回戦 2-0(6-4、6-2) バーティ(オーストラリア)
● 4回戦 0-2(3-6、2-6) ハレプ(ルーマニア)
大阪なおみの全豪オープンでの最高成績は、昨年2018年のベスト16。
2019年の全豪オープンではシードで登場することが予想されるため、上位進出に期待だ。
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