スポーツ中の水分補給はとても大切です。
運動中の身体はどんどん汗をかくので、水分を補給しないといけません。
体内の水分が不足すると熱中症になってしまいます。
では、色々あるスポーツドリンクの中で何をどう選べばいいのでしょうか。
スポーツドリンクの効果
運動のパフォーマンスを最大に発揮し、脱水症状を防いでくれる水温は5~15℃と言われています。
これは、冷蔵庫で冷やしたり水道水をしばらく出し続けたときの温度に相当します。
冷たすぎる水だと胃腸の働きを低下させ、正常な機能を邪魔してしまい逆効果です。
水分補給は、熱中症になる前に飲まなければならないのですが、「のどが渇いた」と感じた時点で熱中症の危険があります。
「のどが渇かないように➡水を飲む」のがスポーツ中の正しい水分補給です。
では数あるスポーツドリンクの中で何を飲めばいいのか?
アイソトニックとハイポトニック
代表的なスポーツドリンクは、この2つに分かれます。
それぞれの特徴と違いは
アイソトニック飲料 | ハイポトニック飲料 | |
糖分濃度 | 約8% | 2.5%~3% |
身体への浸透 | 運動中は浸透しにくい | 運動中でも浸透 |
味 | 甘くて飲みやすい | 薄味 |
飲むタイミング | プレー前に補給 | プレー中の水分と栄養補給 |
代表商品 | ポカリスエット、アクエリアス | ヘルシアウォーター、スーパーH2O |
「アイソトニック飲料」
アイソトニック飲料で代表されるのが、ポカリスエットです。ポカリスエットの浸透圧は約8%で体液の浸透圧と近くなっています。
ポカリスエットやアクエリアスをスポーツ中に飲む方も多いと思いますが、スポーツ中は糖質が下がるため水分が体内に浸透しにくくなってしまいます。
ですので、ポカリやアクエリアスなどのアイソトニック飲料はプレー前やプレー後に飲むのがベストです。
「ハイポトニック飲料」
ここ10年で増えてきたのがハイポトニック飲料。ヘルシアやスーパーH2Oに代表されるハイポトニック飲料は、糖質が低く味が薄いのが特徴です。
糖質は、2.5%~3%と低くプレー中に飲むのには適しています。
スポーツドリンクの効果と選び方は?
この2種類の飲み物以外にも最近では、ビタミン、アミノ酸、クエン酸がはいった飲み物も売っています。
スポーツ中は大量の汗が流れますが、汗の成分は水だけでなくナトリウムやカルシウム、カリウムなどといったミネラル成分が含まれます。
これらのミネラルは体内で生成することは出来ないので、補給しなければなりません。
アミノ酸の効果
アミノ酸は、人体のたんぱく質を作るために必要でプレー中に疲労して壊れた筋肉繊維の修復や、疲労回復などに役に立つとされています。
クエン酸の効果
体内でエネルギーを生成する際に促進する働きをしてくれる。
水分補給はのどが渇わいたと思う前に、こまめに摂取していきましょう!