テニスにおいてボールを打っている時間は全体の20%くらいだと言われています。
ということは、プレー時間よりもポイントとポイントの間が長い競技です。
そのためプレー時間以外は、メンタルが大きく作用られるため、テニスにおいてはメンタルの要素が大きいです。
メンタルは訓練次第で、向上させることができます。
あの冷静なロジャー・フェデラーも昔は癇癪持ちで、メンタルが安定してませんでした。ですが、メンタルをトレーニングすることによりプレーも安定し偉大な選手になりました。
ここでは、代表的なメンタルトレーニング例を挙げていきます。
ポイント終了後に、ガッツポーズや喜びなど積極的な身体の反応は、プレイヤーにプラスのエネルギーになります。
ミスしても視線を上げ、胸を張ることで気持ちを切り替えましょう。
プレーで高まった緊張や興奮状態を緩和させ、ニュートラルに戻す行動。
視線をストリングスに向けたり、深呼吸したりして緊張した筋肉を緩めます。リラックスした状態を感じたら、サービスやレシーブの準備に入りましょう。
ボールを打つ前の準備は、不安や迷い、緊張を抑えてポイントの成功率を上げます。
収集した情報をもとにして、自分が次に打つショットを具体的にイメージして決定することです。
これは、普段から行っている儀式や癖のことです。
普段通りのルーティンを行うことによって、不安や迷いがなくサーブやレシーブに集中することが出来ます。
ボールを何回かついたり、ジャンプしたり、素振りをしたりなど。
練習ではすごいボールが打てても、いざ試合となったら…。っことはよくあると思います。
練習でいいボールが打てるのは、緊張感がなくプレッシャーがないからです。
試合ではいつもとは違い、会場の雰囲気、周りの声、自分自身でのプレッシャーなど色々な要因があります。
試合で練習のようなプレーに近づけるためには、練習のときからプレッシャーを与えなければいけません。
一番のおすすめは、タイブレークでの試合形式です。
7ポイント先取のタイブレークは、時間もかからず自分の実力をはかることが出来ます。展開が早く無茶があまりできないので、普段の自分の実力が分かります。
テニス以外でもスポーツにおいて「心技体」という言葉はよく聞くと思います。お互いに力の差があれば技術と体力で相手を上回ることが出来ますが、競技レベルが上がるほど「メンタル面」が重要になってきます。
試合ではメンタル面が悪い状態で勝てることはほとんどありません。逆を言えば技術的に調子が良くなくても、精神的に良い状態ならば試合に勝てる可能性が上がります!
自己コントロール能力の高い人ほど、それができる傾向にあります。
もともとメンタルはとてももろくて、変化しやすく、崩れやすいもの。
メンタルが強いと言われる選手は、不安や緊張したときに良い選択ができる選手のことです。なので自分の「感情」をコントロールするように努めてましょう。
テニスの試合では、自分の思い通りにプレーして勝てることばかりではありません。忍耐力を発揮しながら相手のスキを狙えるようになることを目指していきましょう。