今年の2018年4月にプロに転向した、上杉海斗選手。清風高校から大学に進学し、一気に才能が開花しました。
昨年の全日本選手権でノーシードからベスト4に入る快進撃、母校の慶應チャレンジャーでもベスト8に入り周囲を驚かせました。
そのテニスが衝撃的で、エース級のボールを打ち込んでいくスタイルで見るものを惹き付けます。
慶応チャレンジャーで負けた伊藤竜馬選手との対決ではマッチポイントを握りあと一歩で、あの強打で知られる伊藤選手をストロークで圧倒する場面が多々ありました。
以前までの大学テニスは、どちらかというと守りの粘りのテニスなのですが、上杉海斗選手のそれはあきらかに違います。
今年からプロになり様々な困難があると思いますが、プロでの活躍にも期待です!
プロフィール
国籍 日本
出身校 清風高
所属 慶應義塾大学卒業
生年月日 1995年6月2日
年齢 23歳
身長 / 体重 180cm/ 70kg
利き腕 / バックハンド 右 / 両手
プロ転向 2018年
経歴
ジュニア時代
地元の大阪で10歳からテニスを始める。
高校時代
高校はテニスの名門の清風高校に入学。先輩には井藤祐一選手、後輩には望月勇希選手がいます。
2013年(18歳)
高校3年時、全国高等学校総合体育大会テニス競技(インターハイ)で、男子シングルス準優勝・男子ダブルス優勝。 男子団体ベスト4。
大学時代
慶応義塾大学に入学。
2014年(19歳)
3月の日本のF3フューチャーズ1回戦に勝利し、ATPポイント獲得。2回戦で片山翔に26 75 64で勝利、続く準々決勝で敗れるがベスト8。
20歳
2015年(20歳)
全日本学生テニス選手権大会(インカレ) 男子シングルスベスト4、男子ダブルス優勝。
ユニバーシアード競技大会 テニス競技 男子ダブルス銅メダル。ペアは今井慎太郎選手。
3月の日本のF2フューチャーズで2回戦、11月の慶應チャレンジャーで本戦からワイルドカードで出場し、1回戦で当時257位のジェイソン・ジャングに67 16で敗退。
21歳
2016年(21歳)
全日本学生テニス選手権大会(インカレ) 男子シングルスベスト4。
全日本学生室内テニス選手権大会(インカレ室内) 男子シングルス優勝。
6月の日本のF8フューチャーズでシングルスベスト8、ダブルス準優勝。11月の神戸チャレンジャーでは予選を勝ち上がるが、本戦1回戦で敗退。
22歳
2017年(22歳)
慶應義塾大学テニス部主将に。 ユニバーシアード競技大会 テニス競技 男子ダブルス銅メダル・ミックスダブルス銀メダル。
2月の慶應チャレンジャー本戦1回戦で、前週優勝した内山靖崇を64 16 63、2回戦で当時157位のビーママンズを64 36 63で勝利、次の伊藤竜馬との対戦でも負けはするが76 26 67とあと一歩まで迫る。チャレンジャーベスト8。
日本のF2フューチャーズでダブルス優勝!
3月の日本F4フューチャーズでシングルスベスト4、ダブルス優勝。
全日本選手権ではノーシードながら、準決勝まで進出。準決勝で優勝した高橋 悠介に46 36で負けるが、ベスト4進出。
豊田チャレンジャーでは予選を上がるが、本戦1回戦敗退。
23歳
2018年(23歳)
2月の慶応チャレンジャーでダブルスベスト4。
3月の日本のF2でベスト8、F3フューチャーズでベスト4。
4月に大学卒業とともに、プロ転向。
日本テニス協会 ナショナルチーム 男子ユースチームダブルス強化メンバー選出。
プレースタイル
プレースタイルは強力なフォアハンドで攻めまくるスタイル。その破壊力はバツグン。
学生ということもあって思いっきりいけた部分もあったと思うので、プロになってからはサーブの強化とストロークの安定感が成長のカギ。
おもな成績
2013年 インターハイ男子シングルス準優勝、男子ダブルス優勝、男子団体ベスト4
2014年 日本F3フューチャーズベスト8
2015年 インカレ男子シングルスベスト4、男子ダブルス優勝、ユニバーシアード男子ダブルス銅メダル
2016年 インカレ男子シングルスベスト4、インカレ室内男子シングルス優勝、日本F8フューチャーズシングルスベスト8、ダブルス準優勝
2017年 慶應チャレンジャーベスト8、日本F4フューチャーズベスト4、全日本選手権ベスト4
いままで大学からプロとして大成した選手例はほとんどないのですが、上杉海斗選手にはその強烈なフォアハンドで成功してもらいたいです。