2017年から以降4年間は日東電工がタイトルスポンサーとなり正式名称をNitto ATPファイナルズに変更した、男子のATPワールドテニスツアーの年間最終戦。
11月10日~開催。
レース・ランキングなどによりシングルス8名、ダブルス8組が選出され年間王者を決定する。ポイントも賞金も破格で第5のグランドスラムとも言われる。
今年もロンドンのO2アリーナで開催。
錦織圭も14,15,16年と3回出場しており、最高成績はベスト4進出。
今年のATPワールドツアー・ファイナルはどんな大会になるのか。
ATPワールドツアー・ファイナル2019
大会日程
2019年11月10(日)~17日(日)
10日 ラウンドロビン(予選)
11日 ラウンドロビン(予選)
12日 ラウンドロビン(予選)
13日 ラウンドロビン(予選)
14日 ラウンドロビン(予選)
15日 ラウンドロビン(予選)
16日 準決勝
17日 決勝
大会出場資格
1月からの年間レースランキングを元に上位8人を選出。
9位-20位の選手の中にグランドスラム優勝者が居た場合、8位の選手に替わって出場(2人以上いる場合ランキング上位の選手1人のみ出場)。
補欠は9位-20位の間で辞退者を除く上位2名が選出され、ラウンドロビンで出場選手がけがなどで棄権した場合に代わりに出場するが、賞金は試合に出場しなくても貰える。
1シーズンで獲得ポイントの多い18大会分の合計ポイントで計算する。
大会方式
シングルス部門は8名、ダブルス部門は8組が半分に別れて グループAとグループBに振り分けられる。
2つのグループ内で、「ラウンドロビン」と呼ばれる1次リーグを総当たり戦方式で行い、各グループの戦績上位2名および2組が準決勝に進出できる。
準決勝の勝者が決勝に進出。
各グループでのラウンドロビンおよび準決勝、決勝は2008年以降は3セット・マッチで行われている。
ATPポイントと賞金
ステージ→シングルス→ダブルス→ポイント
全勝優勝 約3億円 約5千万円 1,500
決勝で勝利 約1億5千万円 約2千万円 500
準決勝で勝利 約7千万円 約1千万円 400
ラウンドロビン1勝につき 約2千万円 約400万円 200
試合出場 約2千万円 約1千万円
補欠選手 約1千万円 約400万円
出場選手
ラウンドロビン組み合わせ
シングルス歴代優勝者
2010年 開催地ロンドン ロジャー・フェデラー(スイス) 6-3, 3-6, 6-1 ラファエル・ナダル(スペイン)
2011年 開催地ロンドン ロジャー・フェデラー(スイス) 6-3, 6-7, 6-3 ジョー=ウィルフリード・ツォンガ(フランス)
2012年 開催地ロンドン ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 7-6, 7-5 ロジャー・フェデラー(スイス)
2013年 開催地ロンドン ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 6-3, 6-4 ラファエル・ナダル(スペイン)
2014年 開催地ロンドン ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 不戦勝 ロジャー・フェデラー(スイス)
2015年 開催地ロンドン ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 6-3, 6-4 ロジャー・フェデラー(スイス)
2016年 開催地ロンドン アンディ・マレー(イギリス) 6-3, 6-4 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2017年 開催地ロンドン グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 7–5, 4–6, 6–3 ダビド・ゴフィン(ベルギー)
2018年 開催地ロンドン アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 6-4, 6-3 ノバク・ジョコビッチ(ベルギー)
最多優勝は、ロジャー・フェデラーの6回 (2003, 2004, 2006, 2007, 2010, 2011)
過去の出場選手
2010年
ナダル(スペイン)、フェデラー(スイス)、ジョコビッチ(セルビア)、セーデリング(スウェーデン)、マレー(イギリス)、ベルディヒ(チェコ)、フェレール(スペイン)、ロディック(アメリカ)
2011年
ジョコビッチ(セルビア) 、ナダル(スペイン)、マレー(代役:セルビアの旗 ティプサレビッチ) 、フェデラー(スイス)、フェレール (スペイン)、ツォンガ (フランス)、ベルディヒ (チェコ)、フィッシュ(アメリカ)
2012年
ジョコビッチ(セルビア)、フェデラー (スイス)、マレー(イギリス) 、フェレール (スペイン)、ベルディヒ(チェコ) 、デルポトロ(アルゼンチン)、ツォンガ(フランス)、 ティプサレビッチ(セルビア)
2013年
ナダル(スペイン)、ジョコビッチ(セルビア) 、フェレール(スペイン)、デルポトロ(アルゼンチン) 、ベルディヒ(チェコ)、フェデラー(スイス)、ワウリンカ(スイス)、ガスケ(フランス)
2014年
ジョコビッチ(セルビア)、フェデラー(スイス)、ワウリンカ(スイス) 、錦織(日本)、マレー(イギリス) 、 ベルディヒ(チェコ)、 ラオニッチ(代役:フェレール、スペイン) 、チリッチ(クロアチア)
2015年
ジョコビッチ(セルビア)、マレー(イギリス)、フェデラー(スイス)、 ワウリンカ(スイス) 、 ナダル(スペイン)、ベルディヒ(チェコ) 、フェレール(スペイン) 、錦織(日本)
2016年
マレー(イギリス) 、ジョコビッチ(セルビア) 、ワウリンカ(スイス) 、ラオニッチ(カナダ) 、錦織(日本)、 モンフィス(代役: ゴフィン、ベルギー) 、チリッチ(クロアチア) 、ティエム(オーストリア)
2017年
ナダル(代役:カレーニョ・ブスタ、スペイン) 、フェデラー(スイス) 、 A・ズベレフ(ドイツ) 、ティエム(オーストリア)、チリッチ(クロアチア)、ディミトロフ(ブルガリア)、ゴフィン(ベルギー)、ソック(アメリカ)
2018年
ジョコビッチ(セルビア) 、フェデラー(スイス) 、 A・ズベレフ(ドイツ) 、アンダーソン(南アフリカ)、チリッチ(クロアチア)、ティエム(オーストリア)、錦織(日本)、イズナー(アメリカ)
昨年は、21歳のズブレフが準決勝でフェデラー、決勝でジョコビッチを倒し初優勝に輝いた。
今年のATPワールドツアー・ファイナルズはどんなドラマをみせてくれるのか。