“韓国テニス界の新星” チョン・ヒョン(Chung Hyeon)

タイトル下



チョン・ヒョン(Chung Hyeon)は韓国テニス界に現れた久しぶりの大物です。メガネがトレードマークです。

以前、李亨澤(イ・ヒョンテク)という世界トップ50で活躍した選手がいたのですが、その選手が引退していこう国際的な選手は現れませんでした。

チョン・ヒョン(漢字表記は鄭 現)は現在自己最高の世界ランキング19位で、まだ22歳と若く世界からも注目されています。

トップ20の中では、アレキサンダー・ズブレフの21歳に次ぐ2番目の若さで、今年の全豪オープンではベスト4まで進出しました。

テニスもどのショットも高いレベルで安定していて、間違いなくこれからの男子テニス界をリードしていく一人になり、アジア最高レベルの選手になる可能性もあります。



プロフィール

国籍 韓国

出身地/ 居住地 韓国・水原

生年月日 1996年5月19日

身長 / 体重 188cm / 87kg

利き腕 / バックハンド 右 / 両手

プロ転向 2014年

経歴

ジュニア時代

小さい時から視力が悪く、目の健康のために6歳から兄とともにテニスを始める。

13歳~15歳まで錦織圭も留学していたアメリカのIMGアカデミーに在籍する。

2011年(15歳)

グレード5のGimcheon 国際ジュニア選手権でベスト4、グレード5の2011 YangGu 国際ジュニア選手権でベスト4、グレード2のLee Duk Hee Cup Chuncheon 国際ジュニア選手権ベスト8

16歳

2012年(16歳)

グレード2のインドITFジュニア2で優勝、グレード1の19th Sarawak Chief Minister’s Cupでシングルスベスト8、ダブルス優勝、全仏テニスジュニアで予選から本戦2回戦、グレード1のオッフェンバック国際ジュニアトーナメントで優勝、グレード1のカナダ国際ジュニア選手権でベスト8、全米オープンジュニアベスト16

地元韓国のソウルチャレンジャーでワイルドカードで本戦出場。1回戦で相手の途中棄権により、ATPポイント獲得。2回戦敗退。

インドネシアF4フューチャーズでベスト8、香港F3フューチャーズでベスト4

世界ランキング764位

17歳

2013年(17歳)

全豪オープンジュニアでシングルスベスト16、ダブルスベスト4、全仏オープンジュニア2回戦、ウインブルドンジュニアで3回戦でキリオス、4回戦でコリッチを倒し準優勝、全米オープンジュニア1回戦

韓国のF1、F2フューチャーズで準優勝。

6月の韓国F6フューチャーズでフューチャーズ初優勝

横浜チャレンジャーで予選を突破し、本戦2回戦で伊藤竜馬に敗退。

世界ランキング542位

プロ

18歳

2014年(18歳)

全豪オープンジュニアは、アレキサンダー・ズブレフに負けてベスト8、ウインブルドンジュニアベスト8。

ジュニア世界ランキングは最高7位でジュニア卒業。

2月のタイのF1、F3フューチャーズで優勝。フューチャーズ通算3勝目。

3月の中国F1フューチャーズベスト8、F3フューチャーズ準優勝。

デビス杯インド戦で韓国代表デビュー。デビュー戦は当時88位のデブバルマンに67 67 46で敗退。

4月の韓国F1フューチャーズベスト4。

5月の釜山チャレンジャーでベスト4。韓国F3フューチャーズ優勝。フューチャーズ通算4勝目。続くF4でも準優勝。

6月の南昌チャレンジャーでベスト4。

初のグランドスラムとなった全米オープンでは予選2回戦で敗退。

8月のバンコクチャレンジャーでチャレンジャー初優勝!

11月の横浜チャレンジャーでベスト4。

世界ランキング171位

19歳

2015年(19歳)

全豪オープンでは予選3回戦敗退。

香港チャレンジャーでベスト4、2月のバーニーチャレンジャーで優勝。チャレンジャー通算2勝目。

ローンセストンチャレンジャー準優勝。

3月の広州チャレンジャーベスト4。

マイアミマスターズでは本戦1回戦で当時50位のグラノリェルスを60 46 64で倒し、マスターズ初勝利。続く2回戦で当時9位のベルディヒに36 46で敗退。

4月のヒューストンオープンでは予選を勝ち上がり、本戦2回戦で当時30位のベルダスコにストレートで敗退。

サバンナチャレンジャーで優勝!チャレンジャー通算3勝目。

世界ランキングは100位をきり、88位に。

5月の釜山チャレンジャーで優勝。チャレンジャー通算4勝目。

ソウルチャレンジャー決勝で添田豪に敗れるが、準優勝。

全仏オープンでは予選1回戦敗退。

ウインブルドンでは本戦から出場し、1回戦で当時151位のエルベールに61 26 63 26 8-10と惜しくも敗退。

8月のカナダマスターズでは本戦3回戦進出。

全米オープンでは本戦1回戦で当時95位のダックワースにストレート勝ちし、グランドスラム本戦初勝利。続く2回戦で当時9位のワウリンカに67 67 67で敗退。

9月の台湾の高雄チャレンジャーで優勝。チャレンジャー通算5勝目。

深センオープンではチリッチに負けるも、ツアー初のベスト8。

世界ランキング51位

20歳

2016年(20歳)

全豪オープンでは本戦1回戦で当時世界ランキング1位のジョコビッチに36 26 46で敗退。

しばらく勝てない日々が続くが、4月のヒューストンオープンでベスト8。

全仏オープンでは本戦1回戦敗退。

9月の南昌チャレンジャーでは守屋浩紀にフルセットで敗れ、準優勝。高雄チャレンジャーでは同じ韓国のリー・ダック・ヒーを倒し、優勝。チャレンジャー通算6勝目。

10月の寧波チャレンジャー、蘇州チャレンジャーでベスト4。

11月の神戸チャレンジャーで優勝。チャレンジャー通算7勝目。

世界ランキング104位

21歳

2017年(21歳)

全豪オープンの前哨戦のチェンナイオープンで予選を突破し、本戦1回戦で当時48位のコリッチに勝利するが、2回戦で当時96位のセラに敗退。

全豪オープンでは1回戦で当時79位のオリボにストレートで勝利し、全豪オープン初勝利。2回戦で当時15位のディミトロフに61 46 46 46逆転負け。

マウイチャレンジャー決勝でダニエル太郎に勝利し、優勝。チャレンジャー通算8勝目。

4月のバルセロナオープンでは予選を突破し、本戦でも2回戦でコールシュライバー、3回戦でアレキサンダー・ズブレフを倒し4回戦へ。準々決勝で当時5位のナダルに67 26で敗れ、ベスト8。

5月のミュンヘンオープンでツアー初のベスト4。

全仏オープンでは本戦2回勝利し3回戦に進むも、憧れの錦織圭に57 46 76 60 46のフルセットの末敗退。

8月のカナダマスターズでは本戦3回戦進出。ウィンストン・セーラムオープンではベスト8。

全米オープンでは本戦2回戦敗退。

2017年に新設された21歳以下のネクストジェネレーション・ATPファイナルで見事決勝で当時31位のルブレフを倒し、初代王者に。

世界ランキング58位

22歳

2018年(22歳)

ASBクラシックでフェレールに敗れるが、ベスト8。

全豪オープン3回戦でアレキサンダー・ズブレフを57 763 26 63 60の逆転で、4回戦でジョコビッチを76 75 76の快進撃で準々決勝も勝利し、準決勝フェデラー戦へ。フェデラー戦では16 25の時点で棄権したが、グランドスラム初のベスト4という快挙!!

2月のデルレイビーチ、アカプルコでベスト8。

3月のインディアナウェールズ、マイアミマスターズでベスト8。

4月のミュンヘンオープンでベスト4。

現在自己最高ランキングの19位

更新予定。

プレースタイル

強靭な足腰からの、安定したストロークが武器。体格も188cmと世界基準で、年も若くまだまだ伸びしろがある。

トップ選手との対戦経験を積んで、高いレベルに慣れれば更なる活躍が期待できる。

おもな成績

2012年 全米オープンジュニアベスト16、香港F3フューチャーズベスト4

2013年 全豪オープンジュニアでシングルスベスト16、ダブルスベスト4、全仏オープンジュニア2回戦、ウインブルドンジュニア準優勝、韓国F6フューチャーズ優勝

2014年 全豪オープンジュニアベスト8、ウインブルドンジュニアベスト8、釜山チャレンジャーでベスト4、南昌チャレンジャーベスト4、バンコクチャレンジャー優勝、横浜チャレンジャーベスト4

2015年 バーニーチャレンジャー優勝、サバンナチャレンジャー優勝、釜山チャレンジャーで優勝、ウインブルドン1回戦、カナダマスターズ3回戦、全米オープン2回戦、高雄チャレンジャー優勝、深センオープンベスト8

2016年 全豪オープン1回戦、ヒューストンオープンベスト8、全仏オープン1回戦、高雄チャレンジャー優勝、神戸チャレンジャー優勝

2017年 全豪オープン2回戦、マウイチャレンジャー優勝、バルセロナオープンベスト8、ミュンヘンオープンベスト4、全仏オープン3回戦、全米オープン2回戦、ネクストジェネレーション・ATPファイナル優勝

2018年 全豪オープンベスト4

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