甲子園準優勝 吉田輝星擁する金足農の鬼トレーニング

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甲子園で11年ぶり6度目出場の秋田代表、秋田県立金足農業高等学校(あきたけんりつかなあしのうぎょうこうとうがっこう)。

略して金足農。

昨日の準々決勝の近江戦で1-2での9回無死満塁から、奇跡の2ランスクイズを決めサヨナラ勝ち!で世間を驚かせた。

この勝利で金足農は、1984年以来34年ぶり2度目の4強入りを果たした。

金足農にはプロ注目のエース、吉田輝星(よしだ こうせい)がいる。

176センチ、81キロ

直球は150キロで質の高いストレートが武器。制球力には課題があるが、変化球も多彩。

今大会の甲子園で4試合連続の2桁奪三振を記録!

この記録は、2012年の桐光学園、松井裕樹(楽天)以来、7人目の快挙。

U18の日本代表にも選ばれていて、プロ注目のドラフト候補。

吉田の4試合合計の球数は、615球。1試合平均で154球と多く、すでに今大会の横浜戦途中で左股関節を痛めており続く試合への体の不安が心配だ。

そんな甲子園ベスト4に進出した金足農のトレーニングを紹介。



金足農のトレーニング

秋田となると冬には雪が降り野球の練習時間の確保に苦労するが、それでも甲子園でベスト4に進出した金足農。

金足農は2015年まで伝統だった冬の田沢湖合宿がある。

朝練は田沢湖周辺のアップダウンのある道で長距離走。

それから坂道(100mほど)ダッシュ20本。

それが終わると朝ご飯。食後30分で午前の練習。

斜面を部員同士でおんぶして上ったり、スキーも使う。

監督いわく

「斜面を下るのではなく、平坦な道を進むのですが、スケートのように足で滑ってはいけない。ストックを持った腕だけを使って前進する。腕の筋肉はもちろん、腹筋や背筋も鍛えられました」

午後は体育館に移動。

館内を何周も走ったり、直線距離をほふく前進で進む『自衛隊』、腹這いの状態で腕だけ立てて進む『アザラシ』、足首をつかんでピョンピョン跳ねながら前進する『足首』など、いろいろなメニューがある。

病院のお世話なるハードな合宿をこなしてきた金足農。

現在は1月に学校の合宿所に泊まり込んで、合宿をしていて、午後はほとんど田沢湖合宿と似たような内容。朝練は金足神社まで往復8,5キロを走り、午前は近くの小泉潟公園で、坂などを利用して練習している。

エースの吉田も年明けの合宿で早朝5時半から8キロ走に坂道ダッシュ。雪上を長靴で走り込んんで夏の甲子園に身体を仕上げてきた。

金足農が前回ベスト4に進出した1984年は、桑田・清原の“KKコンビ”率いる最強のPL学園に破れて決勝進出とはならなかった。

次の対日大三高戦に2-1で勝利した金足農は、決勝で大阪桐蔭と対戦。

大阪桐蔭戦では疲れとU18日本代表に6人名前を連ねる選手層の厚い大阪桐蔭に2-13と敗れたが、全国や地元の秋田を熱狂させた。

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