大阪なおみ初出場の「WTAファイナルズ」結果

タイトル下



世界ランキング4位になり、トップ8人のみが参加できる「WTAファイナルズ」に出場を決めた大阪なおみ。

全米オープン優勝後、東レ パン・パシフィックオープン準優勝など活躍したが、その後は疲労や過密日程から満身創痍の中、「WTAファイナルズ」をむかえた。

その「WTAファイナルズ」の結果はどうだったのか。

女子WTAファイナルズ2018詳細、初出場の大阪なおみは…

グループリーグ結果

【レッド・グループ】

[1]アンジェリック・ケルバー(ドイツ):3位

[3]大坂なおみ(日本/日清食品):4位

[5]スローン・スティーブンス(アメリカ):8位

[8]キキ・バーテンズ(オランダ):10位

1戦目、6位スローン・スティーブンス(アメリカ)

第1セットを失うも、第2セット大阪が取返しセットカウント1-1でファイナルセットへ。

ファイナルセットでは大阪がミスを繰り返し失速し敗れる。

スコアは、5-7、4-6、1-6

試合時間は2時間24分。

試合後の大阪のコメントは、

「もっと安定したプレーができれば良かった。ちょっと守備的になりすぎた。開始いきなりブレークされ、そこから今日は欲張りになり過ぎた」

2戦目、2位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)

この試合に負けるとグループリーグ敗退が決まる大阪。

第1セットを落とした大阪であったが、第2セットを取り返し最終のファイナルセットへ。

一進一退の攻防が続いたが、4-6で大阪がこのセットを落としケルバーに敗れる。

2連敗でグループリーグ突破に黄色信号が。

スコアは、4-6、7-5、4-6

試合時間は2時間29分。

試合後の会見では、

「シーズンの終わりなので体が悲鳴を上げている。『何でまだプレーしているの?』と聞いてくる」

「でも全てが新しいし、この大会に出れるのは名誉なことなので最後の最後までやる」

3戦目、9位キキ・バーテンズ(オランダ)

グループリーグ突破がかかった一戦。

第1セットを3-6で落とした大阪であったが、足の痛みのためロッカールームへ。

テーピングをして帰ってきた大阪であったが、これ以上試合は無理と判断して棄権を申し出た。

スコアは、3-6で左太腿の痛みにより棄権。

試合後、大阪は

「プレーするごとに悪くなっていく感じだった。今日は練習もきちんとできなかった。でも今季最後の大会で、お客さんも見に来ている。なんとかプレーしようと思った」

ほろ苦い「WTAファイナルズ」デビュとなった大阪。3連敗で1次リーグ敗退。

【レッド・グループ】

A・ケルバー(ドイツ) 1勝2敗

大坂なおみ(日本) 0勝3敗

S・スティーブンス(アメリカ) 3勝0敗

K・ベルテンス(オランダ) 2勝1敗

【ホワイト・グループ】

C・ウォズニアッキ(デンマーク) 1勝2敗

P・クヴィトバ(チェコ) 0勝3敗

E・スイトリナ(ウクライナ) 3勝0敗

Ka・プリスコバ(チェコ) 2勝1敗

決勝では、第6シードのE・スイトリナ(ウクライナ)と第5シードのS・スティーブンス(アメリカ)が対戦。

優勝したのは、3-6, 6-2, 6-2の逆転でE・スイトリナ(ウクライナ)が初優勝した。

試合時間は、2時間23分。

24歳のスイトリナは、予選ラウンドロビンから5戦全勝でタイトルを獲得。 ウクライナ人として初のWTAファイナルズ優勝の快挙でこの優勝で世界ランキングを4位とした。

ダブルス決勝では、第2シードのT・バボス(ハンガリー)/ K・ムラデノヴィック(フランス)組が第1シードのB・クレチコバ(チェコ)/ K・シニアコバ(チェコ)組を6-4, 7-5のストレートで下し、タイトルを獲得

今季を振り返り大阪は、

「今季は本当にいろんなことがあった。クレージーな1年だった。この経験を生かして来年も頑張っていきたい」

とコメント。

来期に向けて十分に休養をとってもらい、来シーズンにも大阪には更なる活躍を期待したい。

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