「深セン・オープン」(ATP250/中国・シンセン/9月24~30日/賞金総額76万300ドル/ハードコート)のシングルス決勝、世界ランキング171位の西岡良仁が67位のピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦。
西岡は全米オープンでフェデラーと対戦。
西岡は今大会予選から出場。
予選
予選1回戦
○西岡良仁(ミキハウス)[4] 6-3、6-4 ●アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)
予選決勝
○西岡良仁(ミキハウス)[4] 6-2、6-0 ●フィリップ・ペリウォ(カナダ)[6]
本戦
1回戦
デニス・クドラ(アメリカ)を6-1、6-3で破り、初戦を突破した。試合時間は59分。
2回戦
第6シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)に7-6(5)、3-6、7-5で競り勝ち、ベスト8進出を果たした。試合時間は2時間31分。
準々決勝
キャメロン・ノリー(イギリス)を7-6(2)、6-2で下し、ベスト4進出を果たした。試合時間は1時間29分。
準決勝
第5シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)との接戦を1-6、6-3、7-6(5)で制し、ATPツアー初の決勝進出。試合時間は2時間19分。
見事初のツアー決勝進出。初タイトルをかけて決勝に挑む!
決勝戦への意気込みをツイッターで
初ATP決勝へ!!今日もめっちゃタフマッチでしたが、もう一試合に全てぶつけてきます!
初タイトルに向けて明日も頑張ります!!
First ATP250 final tmr!!!! So exiting👍👍👍👍 https://t.co/d9hPum52uq— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) 2018年9月29日
西岡良仁、プロフィール
国籍 日本
出身地 三重県津市
生年月日 1995年9月27日
年齢 22歳
身長 / 体重 171cm / 63kg
利き腕 / バックハンド 左 / 両手
プロ転向 2014年
ピエール ユーグ・エルベール、プロフィール
国籍 フランス
出身地 フランス・シルティカイム
居住地 フランス・ミットアウスベルジャン
生年月日 1991年3月18日
年齢 27歳
身長 / 体重 188cm / 74kg
利き腕 / バックハンド 右 / 両手
プロ転向年 2010年
エルベールは準決勝で、第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5、2-6、7-6(10-8)のフルセットで下しての決勝進出。
対戦成績
西岡良仁とエルベールは今回が初の対戦。
どちらが勝利しても初のツアー優勝。
第1セット
エルベールのサービスで試合がスタート。
2-2でむかえた第5ゲームで西岡が先にブレークに成功するが、次の第6ゲームでエルベールがブレークバック。
3-3。
5-5でむかえた第11ゲームで西岡がブレークし次のサーブをキープして、7-5でこのセットをで先取。
第2セット
第1ゲームで西岡がブレークに成功し、サービスをキープ。
2-0。
しかし、エルベールに第4、第6、第8ゲームとブレークされてしまい、このセットを2-6で落としファイナルセットへ。
第3セット
2-2でむかえた第5ゲームで西岡がブレークし、3-2とリード。
5-3でむかえた第9ゲームのエルベールのサービスで30-40のマッチポイントを握るが、キープされ5-4。
試合結果
7-5、2-6、6-3のフルセットで勝利し西岡は自身初のATPテニスツアー優勝。
試合時間は2時間20分。
この優勝で松岡修造、錦織圭、去年2017年の杉田祐一、今年のダニエル太郎に次ぐ日本人選手5人目のATPツアー優勝を成し遂げた!
ダブルスでもマクラクラン勉が優勝しており、単複で日本人選手が優勝する結果となった。
深セン・オープンはATPツアー250の規模の大会で、シングルス28ドロー、ダブルス16ドローで行われる。
上位シードは
ダビド・ゴファン(ベルギー)[1]
ステファノス・チチパス(ギリシャ)[2]
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)[3]
ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)[4]
西岡は10月1日から開催される楽天ジャパン・オープン(10月1~7日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)にもワイルドカードで出場予定で、1回戦で世界ランキング27位のニック・キリオス(23)=オーストラリア=と対戦する予定。
試合後のインタビューで西岡は、
この優勝は始まりだと信じてる。これからATP500やマスターズ1000に挑戦することになる。今はとても嬉しいけど、もっと勝つことができると信じてる」
「優勝まで7試合戦うのは簡単ではない。今はとても疲れた。でも僕の強みはメンタルとスタミナ、そして決して諦めないこと」
自身のツイッターでも
深圳250優勝!ツアー優勝日本人史上5人目!!めっちゃ嬉しいです。怪我からの道のりはかなり苦しかったけどやっとここまで来れました。
最高の瞬間です。そしてゆっくりしたいけど、日本に帰らないとダメでもうすでに空港です。
日本で皆さんに会えるの楽しみにしています^_^ pic.twitter.com/rzCd9X7vA9— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) 2018年9月30日
と喜びを爆発させた。